信州の鎌倉・無言館 |
まわりを山々に囲まれた塩田平、田園地帯の丘陵地の頂に、浅間山を背景にし、中世のヨーロッパの僧院を思わせる建物のなかに、先の太平洋戦争で志半ばで戦地に散った画学生30余名、300余点の遺作、遺品が展示されている。
信濃デッサン館の館主窪島誠一郎さんが、画家で自らも出征経験があり、また美術学校の仲間を戦争で失った画家野見山暁治さんとともに日本各地の戦没画学生のご遺族のもとを、敗戦後50年を迎えた平成7年5月から2年間探し訪ね遺作を蒐めたという。 村山槐多ら夭折画家の素描を展示する信濃デッサン館の分館として、平成9年5月2日に開館。
残念なことに、戦没画学生の作品は場内撮影禁止のためにここには紹介できません。 しかし、この学生達が残した作品ひなひしひしと現代の我々に「平和の大切さ」を伝えてきます。
無言館の入り口から独鈷山方面。 一度、この美術館の訪問をお勧めします!
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