写真で見るかぎり、綿矢りさは京都のお嬢様、清楚な感じでとても印象がいいのです。 おかちゃんのようなオジサンは茶髪の今風なお嬢様より、やはり古き良き日本女性を感じさせる、綿矢りさのほうが
好感を持って見てしまいます。
学園生活を小説にしている分、こちらはある面安心して読める内容です。 しかし正直言って、前半部分はあまり、小説の世界に引き込まれていかない。 ちょっと読み進むのに我慢が必要でした。
彼「にな川」は女性雑誌にでてくる「モデル」、オリチャンのファン。 よってわたし「長谷川」の方を見ようともしない、彼の頭の中は120%オリチャン。 このあたりの心のうごきの書き方はすごーいです。
結論は、この蹴りたい背中。 おかちゃんも主人公に感情輸入してしまったので彼「にな川」の背中の思いっきり蹴りたい衝動に駆られました。
読み終わってみると、この「蹴りたい背中」の題名がよくわかるのです。
あなたも、是非全文をお読みくださいね。 読まないとわかりません。
平成16年2月22日(日) 作成
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