奈良国立博物館

奈良、興福寺の並び、近鉄奈良駅から登大路を徒歩で約15分いったところに「奈良国立博物館」がある。 入り口で観覧料金420円でチケットを買う。 料金はこの展示内容にしては「お得」。 税金でかなり補填があるんでしょう。 われわれ国民はこの際しっかり元をとりに博物館に行きましょう。 

小学校、中学校の教科書でお目にかかった仏像、絵画等々がいっぱいあり、目移りしてしまいました。 でも本物たちに出会えることに感謝です。

 

まず、正面入り口に鎮座しているのが、左の

国宝 「薬師如来立像」 奈良、唐招提寺所蔵

奈良・平安時代・8世紀後半。 なーんと1,200年前に作られたもの。 高さが約4メータほどあると思われます。 圧倒される大きさ、高さです

 


国宝、「義淵僧正坐像」 奈良時代、岡寺所蔵。

奈良の岡寺、開祖「義淵」の肖像と伝えられる。 異国的な風貌と老人の身体的特徴を熟達した写実表現でみごとに作品が出来上がっている。

ジーット見ていると、「義淵」さんの深い精神性が伝わってきます!

富国観音像(菩薩様)

「悟りをめざして、懸命に努力している仏です。 また多くの人を救うことを目的としています。 長い髪を束ねて冠をかぶり、体にはネックレスやブレスレットなどの飾りをつけた、インドの貴族の姿をした仏像」

「出家する前の王子時代の釈迦の姿を基本にしています」

冗長天、奈良時代

「天」

「天とは、仏あるいは仏法を守ったり、福をもたらす仏で、元はインドの神様でした。 その姿は貴人や武将に表されたりします。 また男女の区別があり、吉祥天(きっしょうてん)や弁財天(べんざいてん)のように女性形にもあらわせれるのは、天独特といえます。」

 

金剛力士像・奈良時代

「明王」

「明王は、どんな力にも打ち勝つ強い仏で、教えに従わない人々を導くために、如来から強いパワーを与えられた仏です。 邪魔をするものを恐れさせる怖い顔と恐ろしい姿をしています」

 
   

木造釈迦三尊像

「如来様」

「最高の悟りに達した仏です。 髪の毛は螺髪(らほつ)という巻き貝風で、頭のてっぺんがン肉髪といって、大きく盛り上がっています。 一枚の大衣を着て、飾りも何もつけません。 多くの人を救うため、両手の指の間に水鳥のような膜があります。」

「釈迦の出家後の身なりを基本としています」

 

 

 
 

木造薬師三尊像

「如来様」

 
 

おかちゃんは、奈良国立博物館訪問で仏像には次の4種類があることを学びました。

  • 如来

  • 菩薩

  • 明王

本物に合えるって素晴らしいですね。 また機会があったら、半日かけてじっくり見たいものです。

 

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